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2018年12月10日 (月)

得意分野は隙間 <隙間だけではないけどね>

 とある飲み会の席で「あなたの得意分野は?」と尋ねられたので「隙間です」と答えた。

 ICT関係の技術部門での経歴が長いので、技術の分野を尋ねられたのだ。  尋ねた人は「またまた、ご謙遜でしょう」と言われるのだが、謙遜ではない。

 移り気+凝り性+ひねくれ者だから、だれも取り組んでいない技術に反応して、人より早く勉強を始めていた。

技術にも流行りがあって、
流行り始めると情報が爆発的に増える。 インターネットが無かった頃は専門書で情報を得ていた。 流行る前は大きな本屋でも3冊くらいしか無かった書籍が、流行り始めるとあっという間に棚一杯になったりする。そうすると勉強は簡単になる。

 勉強している人が多い分野は、勉強しやすいが勉強している人が多い分競争が激しいので、優位性を保とうとするとかなり勉強しなければならない。 一生懸命勉強しても、地頭が良い奴や要領が良い奴には負けてしまう。

 このようなときに、負けないように頑張るのも1つの手段だが、隙間を見つけて勉強する方が断然効率が良い。

 流行りの技術には人がたくさん集まっているので、流行りと流行りの間に隙間があるものだ。 隙間は勉強している人が少ないので、ちょっと勉強すると、隙間分野で第一人者になれる。

第一人者になれば仕事が来るようになる。
第一人者と言っても相対的に知識が多いだけだが、仕事や情報が集まって来る。 そうなればしめたもので、仕事をしながら勉強できるようになる。

 勉強を始めようとすると自腹を切ったり、自分の時間を削って勉強しなければならない。 しかし、オイシイ隙間を見つけると仕事をしながら、他人の金で勉強ができるのである。 こんなオイシイことはないだろう。

 しばらくすると、オイシさに釣られて隙間に人が集まって来る。
そのときには、先に勉強を始めたアドバンテージがあるので、自分と同程度のレベルの人達は追いつけない。 とこが、地頭が良い奴や要領が良い奴が参入してくると、優位性は長くは続かない。

 優位性を保とうとするならば、後から参入してきた奴と同じスピードで学び続ける必要がある。 とこが、ある程度レベルが上がると成長の速度が鈍って、そして優位性は無くなる。

 隙間でオイシイ思いをしてるところに誰かが参入してきたら、その隙間はあっさり捨ててあたらしい隙間を見つけ方が良い。

ニーズがある隙間のほうが良い。
とこが、隙間を見付けても将来その隙間のニーズが増えるかどうかはわからない。 それが分かるくらいなら参入してくる人は多いから、そもそも隙間にならない。

 一つの隙間に賭けるのはリスクが大きいので、たくさんの隙間を見つけて、取り掛かる。
そして、少し勉強すると様子が分かるので、目がありそうな隙間に集中する。

 まあ、そんなに上手くいかないのだけれど・・・

これまでの経験を振り返ってみると、
隙間かどうか、将来ニーズがあるかどうかは考えていなかった。 (^^ゞ
隙間を選ぶ基準は、オモシロイかどうかだ。 オモシロくない勉強は続かない。

 たまたま興味を持った技術が隙間でしかもニーズがあったのは、単に運が良かっただけなのかもしれない。 (^^;

ふと考えた
 隙間が見える人や隙間に取り組める人は、隙間だけ得意というわけではなく、隙間の両側も得意か、そこそこできるようだ。 広い知見をもっているからこそオモシロイと感じるし、学習速度が速いのかもしれない。

 そして、問題を解決するときに、隙間だけの狭い能力だけではなく総合力を持っているから、誰も解決できない問題が解決できるのだと思う。

 オモシロイと感じる分野を複数見付けたら、やってる人が少ない方に注力した方が良い。


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