秋月で新年最初の買い物
今年の目標は「技術的な新しいことをはじめる」(2019年目標 2019/01/01)なので気になっていた物を買った。
〇RX65N Evalution Kit

Amazonの
FreeTOSがRX65Nに対応したらしい。サポートしているボードはRenesas Starter Kit+ for RX65N-2MB↓だけど、なんとかなる...のか?

(↑https://devices.amazonaws.com/detail/a3G0L00000AAOkeUAH/Renesas-Starter-Kit+-for-RX65N-2MB)
OSパッケージはRenesasからダウンロードできるらしい。(https://www.renesas.com/jp/ja/products/software-tools/software-os-middleware-driver/software-package/rx-real-time-os-package.html)
〇チップアッテネータ
ステップアッテネータを作ろうと思って買った。 DBMを使うときも抵抗3本を使って作るより簡単だ。 買って分かったけど小さい。 はんだ付けできるだろうか?

下に映っている黒い棒状の物体は0.5mmシャーペンの芯。
定格電力は0.04W(+16dBm)だから測定に使う場合は過大入力にならないようにする必要がある。
〇2SK192A

2SK192A↑はオヤジ世代に懐かしい2SK19↓の代替品。

2SK241や2SK439の方が使いやすいけどディスコンになって高騰しているようだ。
〇Si5351A

思ったより小さい。 チップだけ買おうかとも思ったが、基板に実装済のモジュールを買ってよかった。 0.5mmピッチのはんだ付けはもうできないかも。昔は裸眼でできたのに (;_;
Si5351Aはプログラマブル・クロック・ジェネレータ。 2.5kHzから200MHzまで3種類の周波数が発生できる。 自作している人たちの間で流行っているようだ。
〇1N4007

1000V 1Aの整流用ダイオード。
昔使っていた定番は10D-1で、小電流の整流や電源の逆接防止、リレーのフリーホイールダイオードに使っていた。
最近の若い人にフリーホイールダイオードの説明をしようとしたら、そもそもリレーを知らなかったりする。リレーが生み出す危険なサージ(EDN)
〇SA612

ギルバートセル構成されたダブルバランスドミキサー(DBM)とオシレータが入ったIC。
FCZ誌で大久保OMが研究されていた。当時はNE602だったか?
ところで、同じピン配置でSA602,NE602,NE612がある。気になって調べてみたらどれも同じらしい。SA602とSA612のデータシートを見ると、違いはSA602にはNF=5dB@45MHzが規定されていて、SA612にはNFの規定はない。

いかにも、同一のマスクで作って、選別品をSA602として出荷し、規格外れをSA612として出荷しているようだが、品番からするとSA612が後発だから改良品だと思うのだが、なぜSA612が規格外れなのか?。
"NE"は、超ベストセラーNE555を作ったシグネティクス(Signetics)が使っていたプリフィックスで、"SA"はフィリップス(Phirips、現NXP)が使っているプリフィックスだけど、半導体業界は企業を買収しても製品の型番は変えないのが普通なのに、なぜフィリップスのプリフィックス"SA"を使うのか?。
ネットを探してみると経緯が見つかった。 NA5N Paulさんによると、
シグネティクスのNE602がヒット → 改良版のNE612を作るもユーザは乗り換えずNE602の注文が多い → NE612のマスクで作ってマーキングを変えて売る → フィリップスに買収されるもNE602/NE612の製造を続ける → 旧シグネティクスの工場が火事でNE602/NE612が品不足 → NE612のマスクでフィリップスがSA612を製造 → SA602としても販売。
らしい。
推測だけどNFの選別はやってないと思う。だから、SA612もNF=5dBはクリアしているのではないか?。NFが気になる使い方はしていないから問題はないんだけど。
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