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2019年1月28日 (月)

高学歴ニートたちに林先生が特別授業!

 MBSの「林先生が驚く初耳学」で「高学歴ニートたちに林先生が特別授業!」をやっていた。 (林修が高学歴ニートと激突!君たちはなぜ働かないのか(2019/1/17) )

 話していることは至極真っ当なことだった。

やりたいこととできること

 ニート君は「好きな仕事でなければ働きたくない」と言う。 それに対する説明のなかでこんな↓図が出てきた。

Photo

 このマトリクスで、だれでも1の領域(やりたい&できる)で働きたいと思うだろうし、3の領域(やりたくない&できない)では働きたくないと思うだろう。 しかし、世の中そんなに甘くないから、1の領域で働けない場合や、3の領域だけは避けなければならない場面に遭遇する。

 その時にどの領域を選ぶのかを考えるとき基準が2つある。
 やりたい仕事かどうかが重要なら横軸(赤)で、できるかどうかが重要であれば縦軸(青)だ。

 林先生は、できるかどうかが重要で、やりたくなくてもできる仕事(2の領域)をやるべきとおっしゃる。 精神論ではなく実体験から得た結論だから説得力がある。

 2の領域(やりたくない&できる)か4の領域(やりたい&できない)を選んだ場合、下世話だが2の領域は食っていけるけど、4の領域は食っていけないことがある。 また、2の領域は他人に利益をもたらすが4の領域は他人に利益をもたらさない。

 つまり、できることをやれば誰かに・何かに貢献できるということだ。

 では、理想的な1の領域の仕事をやろうとすると、2の領域からアプローチするのが良いか、4の領域からアプローチするのが良いのだろうか?

 できる/できないはスキルが違い、やりたい/やりたくないは職種が違う。

 2の領域で長く働いても1の領域とは職種が違うから、1の領域に簡単に移行できる可能性は少ない。一方で、4の領域で長く働けばスキルが向上して1の領域に移行できる可能性が高まるのではないだろうか。

結論

  •  できることで選び、2の領域で働くと、周りに利益を与え、周りから評価される。しかし、1の領域に移行することは難しい。
  •  やりたいことで選び、4の領域で働いている人は、周りに利益を与えず、周りから評価されない。 しかし1の領域に移行できる可能性がある。

どちらの、戦略を選ぶかは本人次第だし、残念ながら前者の戦略を選ばざるを得ないこともあるだろう。

 死期が迫ったときに後悔しないのはどちらか考えて選ぶと良いんじゃないだろうか。

 σ^^)の基準は赤(やりたい/やりたくない)だ。


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