FM用ディスクリコイル
部品箱をごそごそしていたら未使用の↓こんなのが出てきた。
FMの検波に使うディスクリミネータ用のコイルだ。 TOKOのDSV-107DWらしい。ネットを探したがデータシートは見つからなかった。
パッケージの裏に必要な情報は書いてある、接続図を見ると、フォスター・シリー用のコイルで検波用のダイオードが内蔵されていてる。
似たようなコイルある。おそらく455kHzのディスクリ/レシオ検波用コイルだろう。これも、ネットで情報を見付けることができない。 なんで2つもあるんだろう?。
内部の接続が気になったので開けてみようかと思って底面をみると
あれれ、ちょっと膨らんでる。いかにもドライバーを突っ込んだように。
すぐに抜けた。
コンデンサを内臓しているが、ダイオードは内蔵していない。コイルの抵抗を測ってみると2次側のタップはセンターではない。 どうやらFM復調用ではなく複同調のIFTのようだ。
ついでに↓こんなのも出てきた。
テレビの基板から外した記憶があるので、テレビ音声の検波用だろう。 とするとレシオ検波用か?
FMのディスクリコイルはM結合された複同調で2次側のセンターに繋がったコイルが必要なので巻くのは面倒だし、調整も面倒だ。
1980年代にはFMラジオはIC化され、セラミックが使われるようになって無調整化できるようになったので、フォスター・シレーやレシオ検波は使われなくなった。 だからこのようなIFTも使われなくなった。
« プログラミングの講義 <言語仕様とIDEの使い方ではない> | トップページ | 学びを結果に変える アウトプット大全 »
「RF」カテゴリの記事
- 無線局再免許(2023.10.04)
- SAQ アレクサンダーソンデイ運用 2023(2023.07.02)
- 5G/IoT展(2022.07.02)
- SAQ クリスマス運用 2021(2021.12.25)
- AM/FMラジオ&トランスミッタ製作集(2021.06.25)
« プログラミングの講義 <言語仕様とIDEの使い方ではない> | トップページ | 学びを結果に変える アウトプット大全 »
コメント