プロは“タダ”で仕事はしない。しかしその対価は「お金」とは限らない
プロは“タダ”で仕事はしない。しかしその対価は「お金」とは限らない
citrus (2018/12/05)
山田ゴメス氏は、仕事の対価は「金」など直接的なものでなくてよいとおっしゃる。
この戦略はありだ。
プロが仕事をした結果、当然得られる対価をその場で回収せず、何かに投資すると考えることができる。
山田ゴメス氏の場合は、文筆家やイラストレータとして活動した対価を、二回り以上、もしかしたら三回りも若い女性と懇ろになるチャンスに投資しているということだ。
この戦略は山田ゴメス氏の専売特許ではなく、これまで多くの企業がこの戦略をとってきた。 企業は、ブランドイメージの良くするとか、他の製品を売るために、投資として技術を"タダ”でサービスしていたのだ。
山田ゴメス氏の場合は個人事業主だから、成功しても失敗しても、その結果は自分が受け取る。 首尾よく懇ろになることもあれば、連絡先を交換したら速攻ブロックされることもあるだろう。いずれにしても結果は山田ゴメス氏自身に帰ってくるので誰かに迷惑をかけることはない。
つまり、価値を提供する者と、投資を判断する者が同一の場合、問題は無い。
これが組織の場合は、価値を生み出す者と投資を判断する者が異なることがある。いや、多い。
技術者の多くは価値を生み出す者だ。 経営者が投資として技術の対価を投資(タダに)しようと判断したとする。 その後、他の製品が売れたとしても、技術者の報酬が増えるわけではない。しかも、他の製品が売れなかった場合は、技術者は利益を生まない存在として疎んじられる。
つまり、投資を判断する者はリスクを負わず、価値を生み出す者がリスクを負う構造が存在する。
技術は飯の種と思っていない者の「タダでやってよ」に負けてタダにすると、そのツケは技術を飯の種にしている者が支払うことになるのだ。
私は、この手の女子から吹っかけられる「じゃあ私の似顔絵描いて?」だとか「だったら私の卒論書いて?」……などの無理難題に、決して気分を害さない。なぜなら、彼女らはほんの少しだけ、無神経なだけなのだから……。
……が意味深ですなぁ...
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