総論は合意できても各論は合意できない
問題の解決策をうまく説明できなことがある。
問題は共有しているしているはずなのに何故か伝わらない。
このような構図を考えた。
- 何か問題を発見して、解決策を見つけようと、深く考えると、先鋭化してくる。
特に一人で考えた場合は顕著だ。
同じように他の人も深く考えていると、先鋭化している。 - このときに、同じ問題を考えていても、その原因や解決策は人それぞれ違う。
(赤い三角、青い三角) - 他人に考えを伝えようとしたり合意しようとするときに、共通の認識(薄い黄色)があれば、たくさん説明しなくても伝わったり合意できる
- しかし、共通の認識が無い場合(濃い赤、濃い青)には、伝わらないし合意できないので、共通の認識がある部分から始めなくてはならない。
一般に、総論的な議論の場合は、問題の認識がすべて一致していなくても共通の認識(黄色の部分)があるので、議論することも、合意することも可能だ。
しかし、議論を深めようととすると各論的になり、共通の認識がなくなるので、議論も困難になり、合意することも難しくなる。
つまり、問題を共有していると思っている人に話が伝わらないのは、自分の濃い赤の部分を濃い青を持った他人に、いきなり伝えようとしているということだ。
共通認識があると思っているので説明が足りないのかもしれない。
このようなときには、共通認識があるレベルまで下がって、議論して許容範囲(赤い破線、青い破線)を広げる必要があるのだろう。 そうすれば、合意できないけれど伝わる部分(濃い黄色)が増えてくる。
最終的には、他人の意見が理解できたり合意できたりする...はずだ。
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