立ち止まって考える <行き着くところは価値観か?>
いつも忙しそうに仕事をこなしている人はいるものだ。
いつも複数の仕事を抱えて、1つの仕事が終わると休む間もなく次の仕事にかかる。 優先順位を考えないで、全力で目の前の仕事を片付けているように見える。
7つの習慣にある、緊急性と重要性で優先順位を考えると余裕が生まれるのだが、すべて緊急性が高い仕事だったりする。つまり、いつも仕事に追われているので重要性を考える暇が無いし、重要性に応じて対応を変える余裕もなくなるという悪循環だ。
悪循環を断ち切るためには、1つ仕事が終わったら立ち止まって反省*1すると良いと思う。
立ち止まって考える
何時間も立ち止まる必要はない。 立ち止まって反省しても終わった仕事の結果が変わるわけではない。
しかし、次に同じ仕事をするときに、
重要性が低い仕事に過剰な労力をかけることも無くなるだろうし、
重要性が高い仕事をやっつけ仕事でこなすことも無くなるだろう。
運が良ければ、重要性が低い仕事を止めることができる。
チームの全員が立ち止まるようになるのが理想だが、難しいなら、せめてマネジャは立ち止まらなければならない。 そして、チームのメンバーと共に立ち止まって一緒に反省すれば、立ち止まって考える人が増える。
今時の働き方
昔は、何も考えないで長時間働く者が優秀とされたけれど、今求められているのは長時間働くことではなく生産性を上げる働き方だ。
昔の働き方で評価された者が時代に合わせて働き方を変えることは難しいのかもしれない。 とすると、立ち止まらず働き続ける人に対して、「今求められている働き方は違うのではないか」と言っても効果は無いだろう。 働き方を否定するのは、その人の人生を否定するのと同じようなものだから。
価値観
ちょっと立ち止まって、このままの働き方で良いのかと考えると、違う働き方も見えてくるのだが、走り続けることに価値を見出している人を立ち止まらせるのは難しい。 そもそも価値観を押し付けることはできない。
アドバイス
価値観の押し付けにならないようにと、ある仕事が終わったタイミングで、関係した人たちに気づきは無いかとメールしてみた。 少しでも立ち止まることができるだろうと思ったのだが・・・返信が無い。
これは難しいぞ。
- 七つの習慣 (2013/04/02)
- 失敗への分岐点(反省) (2015/03/15)
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