人事のプロが教える 働かないオジサンになる人、ならない人
人事のプロが教える 働かないオジサンになる人、ならない人 楠木新 東洋経済新報社
2013年4月より、60歳から希望者全員を原則的に再雇用する「改正高年齢者雇用安定法」が施行された。C課長は、そのオジサンが、「定年延長で今の職場に引き続き残らないことを祈っている」と居酒屋で部下に話しているらしい。
全く笑えない。(^^;
楠木新氏は
会社員人生は、大きく分けると、入社してから仕事を通じて自立していく時期と、組織での仕事に一定のメドがついてから、自分のあり方を考える時期の2つの段階がある。
この切り換えの時期に、40歳過ぎから多くの人が感じる「こころの定年」があるのだ。
とおっしゃる。
そして、「こころの定年」を迎え、自分のあり方を考える時期を乗り越えられない人が、働かないオジサンになるらしい。
将来的に長期的には、転職も普通になるだろうし、マルチキャリアも普通になるだろう。
そのような時代になれば、働かないオジサンになることはできなくなるだろう。
現在は、誰でも働かないオジサンになる可能性はある。
「こころの定年」を乗り越えられない不満より、年功序列によるメリットの方が上回っているのだから。
20~30代の若い人は、想像してみると良いと思う。
定年が延長された5~10年後、働かないオジサンが更に増えた職場を、
20~30年後に年功序列のメリットがどれだけ残っているかを。
キャリアを変えること、キャリアを変えるための準備が重要だということがわかるだろう。
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