「権力 」を握る人の法則 <そんなに権力がほしい?>
「権力 」を握る人の法則
著 ジェフリ ー ・フェファ ー
訳 村井章子
日本経済新聞出版社
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ジェフリー・フェファー氏は、権力や影響力が必要な理由は、
- 健康
- 第一の理由は 、権力や地位があるほど長く健康に人生を楽しめる可能性が高いことである 。
- 報酬
- 第二に 、権力を持ち 、それに伴う高い知名度や地位を備えていれば 、端的に言って金持ちになれる 。
- リーダーシップの一部
- 第三に 、権力はリ ーダ ーシップの一部であり 、何かを成し遂げるためには欠かせない 。
だとおっしゃる。
そして、権力や影響力を得るのを邪魔するのは、
- 世界は公平だという思い込み
- 世の中のリーダーシップ本は正しいという思い込み
- セルフ・ハンディキャッピング
だという。
パワー・ポリティクスは正直めんどくさい。できれば関わり合いになりたくないと思う。 ジェフリ ー ・フェファ ー氏はこれがセルフ・ハンディキャッピングだとおっしゃる。
積極的に上をめざさない人は 、自分が昇進しないのは人格や能力に問題があるからではなく 、自らの選択の結果なのだと暗に示すことができる 。
だと。
生来ヒネクレた性格だから、このように考えていた時期が確かにある。 自分の考えていることに向き合ったら 、権力は求めず、やりたいことやろうという結論にたどり着いた。(結構時間がかかった)
ジェフリー・フェファー氏は、
あなたが将来設計を考えるときには 、自分はほんとうに高い地位や権力が欲しいのか 、それがどういうものかわかっているのか 、よくよく考える必要がある 。と言うのも高い地位は 、手に入れるのも維持するのもそれなりのコストを伴うからである 。
と指摘する。 当時、地位や権力を得たり、維持したりするコストは、自分の能力向上に使った方が良いと考えていた。
その後、紆余曲折会って結局地位を得た。 地位を得ようとしたのは、ある部門をマネジメントしようとしたときに権限が足りないことを実感したからだ。 「権力はリ ーダ ーシップの一部であり 、何かを成し遂げるためには欠かせない 。」は正しい。
一旦地位を得てしまうと、なかなか自由になれない。 地位と権限と権力は分離できないのだ。
地位を得てしまうと無意識の権力も得てしまうから、多くの人に普通に接してもらえなくなる。一つ得ると一つ失う。そんなもんだ。
では、マネジメントできるようになったのか? と自問自答してみる。
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