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2019年8月15日 (木)

モチベーション3・0 <もうアメもニンジンも要らない>

モチベーション3・0 ──持続する「やる気!」をいかに引き出すか
著:ダニエル・ピンク 訳:大前研一 講談社

  
↑(https://shop.r10s.jp/rakutenkobo-ebooks/cabinet/6130/2000003826130.jpg)

 MITのダグラス・マグレガー教授が、マネジメントの考え方をⅩ理論からY理論へと移行させる必要があると説いたのは1960だから60年も前だ。 そして、この本が出たのが10年前だ。

 しかし、周りを見るとX理論が廃れる様子はない。
やる気の話しになると、アメとムチが登場するし、年寄りは信賞必罰という。

行動科学者は、仕事と勉強を、「アルゴリズム」(段階的手法またはルーチンワーク)と「ヒューリスティック」(発見的方法)の二つに分類することが多い。

らしい。

 外発的動機付け(アメとムチ)はアルゴリズム的な仕事には効果があるがヒューリスティック的な仕事には効果がないらしい。

 20世紀は工業化、標準化の時代でアルゴリズム的な仕事で成長した時代だから、外発的動機付けが有効だった。 皆アメとニンジンで働いていたのだ。

 将来は、アルゴリズム的な仕事はAIとロボットの仕事になるからアメは必要なくなり、人間がやるヒューリスティック的な仕事は、内発的動機付けでなければモチベートできなくなるのかもしれない。

 まず自分自身をモチベートしようとすると、内発的動機付けの方が断然簡単だ。


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