突然変異型人材
突然変異型
中途採用が極めて困難な職場で、なにか新しい事業を始めようとすると、知見を持っている者を探して担当させることになる。
日頃から日常業務以外で興味を持ったことや、自ら課題を持って、自己啓発している者(突然変異型)を探すのだ。
突然変異には職場の空気・雰囲気が重要だ、日常業務以外の課題に取り組むのを良しとしない職場では突然変異は生まれない。このような空気の職場では、皆、金太郎飴状態になっているので、新しい事業を始める時に必要な知見が無い。それだけではなく、環境が変わって事業から撤退したり事業を縮小せざるを得ない場合には、恐竜のように絶滅の危機となる。
教育・訓練
運良く、突然変異が見付かった場合でも、継続的な事業にするならば、教育・訓練や人材育成は不可欠だ。
狩猟・採取型・農耕型・イナゴ型
教育・訓練や人材育成を行い事業に必要な人材を育成するのは、例えるなら「農耕型」で、人材を育成せず自ら育った突然変異を探し続けるのは、例えるなら「狩猟・採取型」である。
継続的な事業になっているにもかかわらず狩猟型の管理職を見かける。更に、他の人が育てた人を横取りする「イナゴ型」もいる。
成長の機会が与えられない職場は殺伐とする。自ら獲得した技術や知見を利用するだけ利用されて、成長の機会を与えられなければヤサぐれるのはあたりまえだ。
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