やりたいこと、やるべきこと、できること
ある人と「やりたいこと」「やるべきこと」「できること」の話をしていたら、どうも話がかみ合わない。
自分は、まず「やりたいこと」をやる、それをおいても「やるべきこと」があればやると言ったのだが、「できること」があるだろうと言われるのだ。後で冷静に考えてみると、かみ合わないはずだ。「できること」の話なんかしてない。
知人曰く、「その人は「やるべきこと」が何なのかが分からないから、できる人に「できること」を期待しているのでは?」とのこと。
たしかに、「できることは」わかりやすい。「やりたいこと」は時にわからなくなることがあるけど「やりたくない」を考えるとわかってくる。それに比べて「やるべきこと」はわかりにくい。だから「できること」を考えるのだろう。
なるほど。主体を個人ではなく組織に変えると、自所属が「やるべきこと」がわからないから、とりあえず「できること」をやろうという発想になるのか。腑に落ちてしまった。
何をやるか考えるときに「やりたいこと」「やるべきこと」「できること」を考えると良いと言われる。
これら3つが一致していれば良いのだが、一致しないことはよくある。いや、一致することが稀だ。だから、何を優先するか決断しなければならない。
18歳のときに技能で食っていこうと決心した。
41歳のときに「やりたいこと」を最優先しようと決心した。
50歳のときに「やりたいこと」をおいても「やるべき」ことがあることがわかった。
60歳を前にして、耳順の域には達していないと思う。しかし、これから先は「やりたいこと」をやろう。
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