検索は自分の頭で考えるための手段
Twitterで原田朱美氏の「検索で得た情報の価値」のスレッドを読んでみた。Twitterの長文は読みにくいなあ。
原田朱美氏は、webを使って調べて書く授業をされていて、大半の子が検索で出てきた情報の価値を判断できないとおっしゃる。
大人側の評価の問題もあると思います。高校まで唯一の解が存在する前提でより多くの正答を出すことを褒めていたのに、大学や社会では急に解がない世界になり、未知の部分を理解しそれでもなお進めることを褒める。その差を導く人が少ないことが不幸なのかなと。勝手に18歳無理ゲーと名付けてます
— 原田朱美 (@haradaakm) December 4, 2019
大学受験や資格試験を受験する時に過去問を集めた問題集を使う人は多い。過去問集は唯一の正解を集めたものだ。正解が目の前にあるなら、自分の頭で考えて理解するより覚えてしまう方が簡単だ。事実、覚えてしまえば何とかなことも多い。ところが、社会に出ると唯一の解は無いし、たくさんある解の中で最善の解は時と場合により変わるから、過去問集は役に立たない。
若い人達は検索結果で唯一の解が得られると思っているのだろう。だから、検索結果を評価しないでコピペしてしまう。
「検索は自分の頭で解を考えるための手段である」ということを、年長者は教えなければならないのだと思う。
- ググる <調べる+学ぶ> (2016/07/29)
- 「ググる」の功罪 <考えることが必要> (2016/07/04)
- ググれカス <ググったらカス> (2017/09/10)
« 責任 <ごめんなさいではなく、ちゃんとやること> | トップページ | なぜ残業を減らしたのに、会社が儲かるのか? <働き方改革は改善活動なのか?> »
「よしなしごと」カテゴリの記事
- コロナワクチン予約サイト(2022.04.30)
- 子供とネットワーク社会での問題解決 2題(2022.02.24)
- スマホ用拡大鏡(2022.01.28)
- 個人的な能力でサービスを提供してはならないのか(2021.10.27)
- デジタル庁に期待?!(2021.10.14)
« 責任 <ごめんなさいではなく、ちゃんとやること> | トップページ | なぜ残業を減らしたのに、会社が儲かるのか? <働き方改革は改善活動なのか?> »
コメント