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2020年1月13日 (月)

50歳以上を”使う”しかない <50歳過ぎても働くしかない>

現実、企業は50歳以上を“使う”しかないのだ では、使われる側はどんな努力をなすべきか? 河合 薫 (2017/5/23)

〇時代の転換期

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↑出展:「愛知への提言」(P15) 長谷川俊彦 (http://sugi-zaidan.jp/stydy/pdf/160728_report.pdf) 

 50歳を境にして、50歳以上と50歳以下の割合の経年変化を示したものだ。現在は、50歳以上の割合が20%の19世紀型から60%の21世紀型への転換期だ。

 河合薫氏は、日本は転換期を迎えていて今後50歳以上の人口が増えるから、企業は50歳以上を"使う"しかないとおっしゃる。

 なるほど。働かないオジサンの是非を議論することに生産性は無い。しかし、働かないオジサンが働かなければ労働力が足りなくなる社会がもう来ている。

〇昭和的価値観

 年功序列は昭和的価値観の代表だ。年功序列の組織は勤務経験と給与はほぼ比例している。だから、給料は能力に比例していない。ある年齢を境に能力が無くなるわけではないが、定年を迎えると勤務経験はリセットされ給料は大幅に減る。それまで、能力に比例しない高額な給料をもらっていたのに、定年を境に給料が減るとモチベーションが低下してしまう。人間はそんなものだ。

 モチベーションが保てるオジサンがいても、必要とされる能力が明確ではない。身近でも再雇用が始まって久しいのだが、必要とされる能力を示した募集は無い。オジサンは現場で必要な能力は足りなくなっている。しかし、経験や人脈、リーダーシップ、サポート能力を持っているオジサンも少なからずいる。

〇50歳過ぎたオジサンが働くために

河合薫氏は、

 現状に甘んじている人の「未来の価値」は残念ながら低く、カラダ“だけ”が若いという、厄介な存在に成り下がってしまうのである

 と同時に、企業も「動けば動くほど周りの負担を増やす」やっかいなオッさんを量産しないためには「経験信仰」に頼るのではなく、「認知の予備力」を蓄える働かせ方を模索し、長期的目線で「高齢者(イヤな言葉ですけど)雇用」を捉えることが肝心なのだ。

とおっしゃる。

これから先はオジサンを戦力にするしかない。

 組織は、

  • オジサンの役割を明確にする
  • オジサンに期待する能力を明確にする
  • 能力が足りなければ再教育する

ことが必要だろう。

 オジサンは、定年してからでは遅い。

  • 自分の役割を明確にする
  • 自分に期待される能力を明確にする
  • 能力が足りなければ学習する

定年前から準備が必要だ。



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