「自分で育つしかない」 <マネジャーもね>
20代諸君「育ててくれない」じゃない。「自分で育つしかない」んだよ。もう。 池田紀行@トライバル (2019/12/10)
池田紀行氏は
これからは、「教えてくれない」「育ててもらえない」と不満を漏らしている時代じゃない(不満を垂れるのは自由だけど、ほぼ確実に落ちこぼれるマンまっしぐらだと思います)
そして
自分で学ぶ。自分で育つ。
手を挙げる。社内で仕事を獲りに行く。
上司の時間をもらうのではなく、上司の仕事を奪う。
教わるんじゃなく、自分で学んだことを後輩に教える。
社内でブーブー言うんじゃなく、社外に笑顔を振りまく。
は正しいと思う。
仕事ができない状態から、分るようになる、できるようになるのは、自分で学び、経験するからだ。
ウチは短期、長期のOff-JTも結構やっている。しかし、技術力の低下を指摘する人は多い。
昔は育てていたと昔を懐かしむオヤジはいるけど、けっして育てていたわけではない。座学で知識を詰め込んだ後は、強制的に実戦に投入して、有無を言わせず経験を積ませる。先輩、上司の仕事を見て盗んで覚えろと言う。お世辞にも効率的とは言えない方法だった。昔の管理職は、自分で育った若者を使って仕事をしていただけだ。
昔は、現場で失敗したことや、実戦投入される覚悟を持って、Off-JTの教育・訓練を受けるから、成長していたのだろう。ところが今は、現場を経験せず、教育・訓練を受けるし、教育・訓練が終わっても実戦で使う機会も無いから成長しない。先輩、上司の仕事を見て盗もうとしても、できる先輩、上司が減っている。
今も昔も、自力で学べるものは育つし、自力で学べない者は成長しない。昔は成長しない者にも仕事があって給料をくれた。それだけの余裕があっただけだ。それは管理職も同じだ。
昔と違うのは、今後そのような余裕は無くなるので、成長せず一定の能力に到達しない者が増えたら、組織は衰退に向かう。できない管理職が増えたと感じたら、既に危機は目前に迫っている。
マネジャーの視点では、ほったらかしではないOJTが必要だと思う。そのためにマネジャは本当のOJTができるスキルが必要だ。当然だけど、誰も教えてくれないので、「自分で学ぶ。自分で育つ」しかない。
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