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2020年1月15日 (水)

国運の分岐点 <中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか>

国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか デービッド・アトキンソン 講談社

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ざっくりまとめると。

日本の生産性の低さの原因は中小企業の保護政策により数が多いことにあり、最低賃金を引き上げて、中小企業を集約することで生産性が向上する。

 この本で指摘されてされているのは、高度成長時代の成長の要因は人口増加で、その時代の常識、理論、施策は、人口が減少する時代には適用できないとおっしゃる。

 しかし、変化を受け入れられる人はわずかだ。常識や成功パターンも否定ざれるわけだから、ハイそうですかと受け入れることができず、抵抗勢力になる。この本で指摘されている抵抗勢力は中小企業の社長であり、日商である。

 生産性が議論されるときに決まって働かない50代が槍玉に上がる。しかし、彼らは本当の抵抗勢力ではないのだと思う。働かない50代が高度成長時代の価値観に囚われているのは同じだけれど、抵抗勢力になるほどの力は無い。

 高度成長時代の価値観を変えたくない本当の抵抗勢力に、生産性が低い元凶として切られる運命だ。

 問題と解決方法はわかった。
では、中小企業の経営者でもなく、国の施策を立案する立場でもない、自分に何ができるのだろうか。


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