A面に恋をして 名曲誕生ストーリー <いい歌は誰が歌ってもいい>
A面に恋をして 名曲誕生ストーリー 谷口由記 株式会社 リットーミュージック
この本は、原田真二のキャンディ(1977年発売)からGIGGYのGLORIA(1988念発売)まで、昭和の名曲が「どこからどうやって作られたか」というインタビューを基にしている。
- 原田真二「キャンディ」
- さとう宗幸「青葉城恋唄」
- 渡辺真知子「かもめが翔んだ日」
- 五十嵐浩晃「ペガサスの朝」
- 石川ひとみ「まちぶせ」
- 大橋純子「シルエット・ロマンス」
- 稲垣潤一「ドラマティック・レイン」
- H2O「想い出がいっぱい」
- 村下孝蔵「初恋」(語り:須藤晃)
- EPO「う、ふ、ふ、ふ、」
- 小林明子「恋におちて」
- LOOK「シャイニン・オン 君が哀しい」
- ZIGGY「GLORIA」
オヤジ世代には懐かしい曲ばかりだ。
この本を読んで、久しぶりに村下孝蔵とEPOを聞いたらとっても良かった。
大勢の人の記憶に残るような楽曲は、多かれ少なかれ偶然の産物のようだ。
この本に登場するような人は音楽を職業にしているから、それなりのクオリティでアウトプットできる。
それでも、時代を超えて残るには偶然が必要なようだ。
偶然が生み出した楽曲は一人歩きし、作り手が楽曲に縛られるようになる。
この本に紹介されているほとんどの歌い手は、それを嫌ってある時期、大ヒット曲から距離を置いている。
そして、距離を置くことで、改めて良さが分かり、再び歌い始めるようだ。
この本を読んだのは、大橋純子さんのシルエット・ロマンスのページがあったから。
大橋純子さん曰く、
歌手は一過性のもので、残るのはメロディと詞なんです。だって、良い歌は、誰が歌ってもいいんだもん。邦楽のカバー・アルバムを作ったときにわかりました。いろんな人が歌ってくれる歌は、良い曲なんです。
らしい。
大橋純子さんは2枚のカバー・アルバムをリリースしておられる。
↑(https://www.amazon.co.jp/中央フリーウェイ/dp/B072JWMPLQ) PrimeMusicで聴ける
↑( https://www.amazon.co.jp/シルエットロマンス/dp/B071JNZZ2K)
PrimeMusicで聴ける
彼女の歌ではないが、たしかにいい。
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