新版 吾人の任務
新版 吾人の任務 堀義人 東洋経済新報社
堀義人氏は
僕らの提供していることの価値の有無は、「いかに多く」提供するかよりも、「いかによいもの」を提供しているかである。
とおっしゃる。
質を求めるのはブルーオーシャンだ。レッドオーシャンになると量を追わなければならなくなる。誰も好き好んでレッドオーシャンで戦いたくないだろう。ブルーオーシャンで戦おうとすると「いかによいものを提供するか」を追い求める覚悟が必要だ。
そして、
創業当初から企業文化に気をつかわずに野放し状態にしておくと、すぐに悪しき企業文化がはびこる。悪しき企業文化の例としては、顧客に対する姿勢が悪いとか、時間に対してルーズとか、責任感がないとか、改革をいやがるとか、自分勝手であるとかが挙げられる。これらの悪しき企業文化は、油断しているとすぐにはびこってしまう。一人のスタッフが、「こんなのやってられない」とか「適当にやっていればいいんだよ」とか言った瞬間に、ガタガタと音をたてて組織文化が崩れていくのである。また、マネジメントの人間が偉そうな態度をとったり、外部に傲慢な態度をとったりしたときに、またガタガタと音を立てて崩れていくのである。
とおっしゃる。
企業文化は鉢植えやペットのようなものかもしれない。鉢植えはペットは手間がかかる。一日や二日面倒見なくても、すぐに枯れてしまったり、病気になるわけではないが、「まあいいか」と放っておくと手遅れになる。
だから、企業文化は面倒を見る人が必要だ。
【最近の投稿】【最近の書籍・雑誌】【2019の投稿】【2018の投稿】【2017の投稿】【2016の投稿】【2015の投稿】
« デンソー、第45回技能五輪国際大会においてメダルを獲得 | トップページ | 中間管理職の育成 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 責任あるAI <「AI倫理」は「AIを使う人の倫理」>(2021.09.24)
- 好きのパワーは無限大 <笑顔のヒミツがココにある>(2021.06.30)
- AM/FMラジオ&トランスミッタ製作集(2021.06.25)
- 起業の天才(2021.06.23)
- 不屈の棋士 <AIの捉え方と情報リテラシ->(2021.06.06)
コメント