ADALM2000(2) <開けてみた>
やっぱり中が気になるので開けてみた。
〇表
〇裏
この製品のキーパーツ。
100Msps12bitADC×2, 170Msps12bitDAC×2 のミクスト・シグナル・フロントエンド。
SDRや超音波医療機器のフロントエンド、携帯用測定器への応用を想定しているらしい。
旧AlteraのFPGA Artix-7とDual-Core ARM Cortex-A9が入ったSoC
組込みLinux+ハードウェアを制御する部分はFPGAで実装するのでデジタル回路は少なくなる。
この製品も、AD9963とZYNQ-7000以外はアナログ回路だ。さらに、FPGAで、ロジックアナライザやパターンジェネレータを実装している。
〇JTAG&Serial
JTAGとシリアルのコネクタがある。
AD9963が想定している用途では、アナログ回路の設計が重要になるが、アナログ回路の技術者は不足していてなかなか育成できないから貴重だ。だから、チップベンダーとしてはチップを開発するだけでは売れず、売ろうとするチップを使用した製品を積極的に市場に投入しないと使われない(使えない)のではないだろうか、と考えるとこの製品は設計見本なのだろう。そのうち、半額以下でパチモンが出てくる?。(^^;
やっぱり、Wifiのチップはない。
今時bluetoothやWifiのモジュールは安くなっているので入っていてもよさそうだ。しかし、無線モジュールを実装するとノイズが増えるだろう。使い勝手は良くなるが測定器として使うには素直なほうが良いという設計方針なのだろう。
作業机で使うことを考えるとPCよりタブレットで使えるとうれしいのだが。
- ADALM2000 <1台の装置で複数の計測> (2020/02/10)
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