google翻訳 <理科系の文章は変換精度が良い>
google翻訳の制度が上がってきている。
ただし、明解な日本語でなければ正しく変換されない。
理科系の文章を書いている人にとってgoogle翻訳は強力なツールになる。
最近学生が、英語で登録しないといけない学会要旨を日本語で書いて、それをGoogle翻訳に掛けたのを見せてきて、「これでいいですか」と訊いてきた。反射的に「ダメに決まってんだろ」と言ったんだが読んでみると「ほぼOKなのではないか」と思えるほどちゃんと英語になってて驚いた。
— 内藤健 (@drk0311) December 23, 2019
翻訳はAIの普及で無くなる仕事に挙げられている。そう遠くないと思えるくらいgoogle翻訳の精度は上がって来たと思う。
ただし、google翻訳に優しい日本語と、優しくない日本語があると思う。
理科系の作文技術で木下是雄先生は、明解な日本語を<日本語ではない>日本語と言い切り、「理科系の仕事の文書に関する限り、あえて<日本語ではない>日本語、明解な日本語を使うことにしようではないか」と書かれている。
ちゃんと書けている理科系の論文はgoogle翻訳に優しい日本語だから変換精度が良いのだろう。逆に、国語の時間に教えている文学的な日本語はgoogle翻訳には易しくない。日本人でも解釈に迷うような日本語だから。
google翻訳を使うときには、変換した文章を逆方向に変換して元の文章になるか確認している。例えば、日→英の場合、翻訳された英文を日本語に変換して、元の日本語と比較するのである。元の文章にならないときは、元の文章が曖昧でgoogle翻訳が意訳している。
このテクニックはロシア人にメールを送るときに使っていた。バレーボールのチームメイトにロシア人がいて、毎週、練習場所と時間をメールで送っていた。ロシア語は全く読めないので変換結果の良し悪しが分からない。そこで、逆変換することを思いついたのだ。そのロシア人も褒めていたのでgoogle翻訳恐るべしだ。
明解な日本語を書くと正しく変換される。
理科系の文章を書いている人にとってgoogle翻訳は強力なツールになると思う。
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