テレワークの管理
★労働集約型の管理でテレワークのマネジメントはできない
失礼ながら、そんなリモートワークでは成果は出ません。 (2020/04/14)
リモートワークがうまくいかない場合は「5つの無駄」があるという。
- 部下の「仕事ぶり」に対する評価、監視をしている→NG!
- 部下の「プロセス」への細かなチェック、細かな相談をしている→NG!
- 部下が「腹落ち」するような説得・説明をしている→NG!
- 部下の「モチベーション」を上げる作業をしている→NG!
- 何も決まらない会議をしている→NG!
このような組織は、決められた時間働くこととが重要なので、労働時間を管理している。特徴は、上司に対する報連相が重要と言っている職場だ。
研究や企画のような知識集約型の仕事はアウトプットで評価されるから労働時間を細かく管理しなくてよいが、多量生産のライン作業などの労働集約型の仕事は労働時間で評価されるからプロセスを細かく管理しなくてはならない。
逆に考えると、労働時間を厳しく管理されているなら労働集約型の仕事をしているということだ。労働集約型の仕事で重要なことは個々の能力ではなく労働時間だから、労働者は簡単に置き換えられる。
閑話休題
NHKでテレワーク中の社員を監視するシステムが紹介されていた。
テレワーク 働きぶりの“見える化” 導入広がる 新型コロナ (2020/4/24)
テレワークで使用するパソコンに管理用アプリを入れて行動を事細かく管理している職場があるらしい。テレワーク中の社員の行動を監視しなければならないなら、その仕事はテレワークに向いていないか、管理方法が間違っている。
とある職場で、自宅でテレワーク中に幼い子供をあやした場合、その時間の扱いを尋ねた人がいた。回答は「勤務時間に含まれないので有給休暇(時間休)を取得せよ」だった。すべての仕事を労働集約型の仕事のように管理できない。働き方を変えるなら、マネジメント方法も変えなくてはならないだろう。
労働集約型と同じ管理方法ではテレワークのマネジメントはできない。
一番の問題は、知識集約型の仕事を労働集約型の仕事のように管理することだ。
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