コロナ後の「管理職」 <管理職からマネージャへ>
「俺の時代は終わった」新型コロナで揺れる管理職たち 河合 薫 日経ビジネス (2020/6/9)
★組織的に、真のマネージャの育成をしているかどうかが問われる。
部下の管理だけでマネジメントしない「管理職」は、自ら意思決定せず上司や空気を伺うから意思決定が遅い。
社会の変革期には意思決定の速度が必要なので、意思決定{しない|できない}「管理職」が多い組織は淘汰されるか、「管理職」が整理されて、マネジメントができる人材に替わると思っていた。この変化は数年で訪れると思っていたら、新型コロナウイルスの流行で加速されるようだ。
今後、組織的は、非常時でも事業を継続しようとすれば仕事のやり方を状況に応じて変えなければならない。管理職は、迅速な意思決定と、慣習にとらわれず仕事をのやり方を替える柔軟さが求められる。
河合薫氏は、
多くの日本企業では「上」の承諾がないとそれが許されない。「名ばかり管理職」ならぬ、「名ばかりマネジャー」。つまり、「監視型の管理職は終わり」「名ばかり管理職は要らない」のではなく、企業は、管理職=マネジャーが、真のマネジャー(マネジメントする人)となるための投資をする必要があるのではないか。
とおっしゃる。
長い間、昨日と同じように働いてきた50代の「管理職」は自ら変われないだろう。組織に適応しすぎた(優秀な?)40代も自ら変わるのが難しい。30代なら自ら変われるだろう。
と考えると、組織的に、真のマネージャの育成をしているかどうかが問われることになる。
年寄りの昔話や気合注入という名の管理職研修ではマネジメントはできるようにならない。
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