プログラマー 2種類のタイプ
https://www.facebook.com/groups/280993058608704/permalink/4011657725542200/
facebookの「40歳以上ですがコードを書いています会」への投稿。
昔プログラマーは2種類いたらしい。特徴を一部引用すると
タイプⅠは朝しっかりと出勤し就業時間中は黙って机に向かいます。与えられた情報の中で仕事します。...
タイプⅡは、ほぼほぼ毎日遅刻します。でも夜遅くまで働きます。~ 就業時間中はよくしゃべりうるさいです。情報が不足すると勝手に席を離れ秋葉原をふらつき専門書を漁ります。しかもポケットマネーで買います。...
(投稿にはもっと詳しい特徴がかいてある)
そして、今はほとんどタイプⅠに見えるという内容。
プログラマーだけではなくて、もっと一般的な問題だと思う。
タイプⅡが見つけた仕事をルーチンワークにしてタイプⅠがこなすのは理想だ。(「両利き経営」と言うらしい)しかし、自然にそうなるわけではない。
タイプⅡは管理されると消滅してしまうので、タイプⅡのマネジメントができる人材が必要だ。例えば、この投稿の社長や、海洋堂の宮脇社長のような存在だ。
ところが、タイプⅡのマネジメントができる人材はタイプⅡより希少だ。理由はいくつかある
- タイプⅠは管理できるが、タイプⅡは管理できない。
- 管理は簡単だが、マネジメントにはスキルが必要だ。
- タイプⅡのマネジメントにはタイプⅡが向いているが、そもそも、タイプⅡは昇進したがらない。
などだ。
たまたま、タイプⅡのマネジメントができる希少なマネージャがいて、タイプⅡが見つけたネタが主力事業になることがある。
その事業のライフサイクルが長いなら、その事業が衰退するまでタイプⅡは不要になる。しかし、変革期など事業のライフサイクルが短い場合は、次の「飯のネタ」を見つけなけばならないから、タイプⅡとタイプⅡのマネージャが必要だ。事業が衰退してから、タイプⅡとタイプⅡのマネージャの必要性がわかったときには、すでに手遅れになっている。
タイプⅡだった経験(注1)とタイプⅡのマネジメントをやろうとした経験(注2)では、タイプⅡのマネジメント能力は後天的に獲得できると思う。
ただし、自力で獲得するのは非効率的なので組織的な支援が必要だ。
そして、なにより、タイプⅡが正当に評価される風土が必要だ。
注1:朝はちゃんと出勤してました。
注2:とても難しかったです。
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