これからの「正義」の話をしよう
これからの「正義」の話をしよう マイケル サンデル 早川書房
この本を読んだのは3回目だ。ハードカバーを買って読んだときには、なかなか読めなかった。通勤途中に読んでいたので、乗換などできりが良いところまで読めないことが多い。哲学は読んで理解するだけでなく考えることが必要なので、まとまった時間が必要だと思った。
NHK Eテレのハーバード白熱教室で予習して読んだら、ようやく読めたのだが、長い間鞄に入れていた。
閑話休題
マイケル・サンデル先生の専門は哲学、政治哲学、倫理学らしい。
今回のコロナ対策の過程で、営業自粛要請の議論の際に、感染拡大か経済かどちらにしても命が失われる、トロッコ問題だという意見があった。
為政者はトロッコ問題を避けては通れない。どちらを選択しても命が失われるから、判断には覚悟が必要だ。そして、判断が実施できること、判断した理由をわかりやすく説明しなければならない。
今回のコロナ禍で、図らずも政治家や自治体の首長の覚悟、実施能力、説明能力が顕になったようだ。
【最近の投稿】【最近の書籍・雑誌】【2019の投稿】【2018の投稿】【2017の投稿】【2016の投稿】【2015の投稿】
« 行政を預かる者として意識していること <政治家の評価にも使える> | トップページ | コロナ収束の原因 <国民性や民度ではない> »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 責任あるAI <「AI倫理」は「AIを使う人の倫理」>(2021.09.24)
- 好きのパワーは無限大 <笑顔のヒミツがココにある>(2021.06.30)
- AM/FMラジオ&トランスミッタ製作集(2021.06.25)
- 起業の天才(2021.06.23)
- 不屈の棋士 <AIの捉え方と情報リテラシ->(2021.06.06)
« 行政を預かる者として意識していること <政治家の評価にも使える> | トップページ | コロナ収束の原因 <国民性や民度ではない> »
コメント