コロナに思う <すべてオンラインにはならない?>
コロナに思う テレビ東京ワールドビジネスサテライト 中央精版印刷
テレビ東京のWBS内で放送している著名人によるリレーメッセージ「コロナに思う」を本にしたもの。
楠木健は
オンライン飲み会を皆がするようになったのも、人間の本性 がそうしたコミュニケーションを求めるからです。しかし、コロナ騒動が収束すれば、オンライン飲み会は定着しないでしょう。やっぱり人間の本性に反しているからです。会議や打ち合わせもすべてがオンラインに移行するわけではない。サシで会って話さなければ伝わらないことがいっぱいある。
とおっしゃる。
新型コロナウイスるの影響でオンラインでのコミュニケーションが増えて、オンラインに変えても問題が無いことがわかったこともたくさんあった。オンラインで飲み会ができるとは思わなかったけど。
自粛当初、アフターコロナの世界はリモートに変るという意見が多かった。しかし、最近になって、全てオンラインにはならないという意見が見られるようになってきた。
人間の五感は「オンライン」だけで相手を信頼しないようにできている──霊長類の第一人者・山極京大総長にチームの起源について聞いてみた サイボウズ式 (2017/9/27) ←よく見ると3年前の記事だ。さすがサイボウズ
感覚的にだが、全てオンラインにはならないのだろうと思う。
「情報」を共有するには、オンラインで十分だ。全てではないだろうが「感情」も共有することができる。例えば映画やアーティストのライブもオンラインで見ることができて、「感情」も共感できている。
しかし、「共感」をオンラインで共有するのは難しいのではないだろうか。他人が思っていることを感じ取るには、音声と映像だけでは難しい。音声の遅延がなくなっても、映像が高画質になっても、空間を共有しなければならないモノがあるのだろう。残念ながら、それが何かはまだ分からない。
オールドタイプの人間はこれまで「共感」共有するには空間を共有するしか方法が無かったからかもしれない。
ひょっとすると、ニュータイプの人間は、音声と映像だけで「共感」を共有できるようになるのかもしれない。
オンラインのオフサイトミーティングに参加してみることにした。さて、オンラインでのジブンガタリで共感できるのだろうか。
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