micro:bit <BLEが乗った低価格マイコンボード>
ずいぶん前に買ったmicro:bitを出してきた。
micro:bitは英BBCが作った教育用マイコンボードで、英国では2015年に11歳と12歳の小学生全員に無料で配布したらしい。
マイコンボードとしては、(https://tech.microbit.org/hardware/)
- CPU:nRF51822 Cortex-M0 ROM:256kB RAM:16kB Clock:16MHz Bluetooth4.1内蔵
- DAPLink:MKL26Z128VFM4 Cortex-M0+
- IO:5x5LED, SWx2, SPI, I2C, GPIOx18(LED,SW,SPI,I2C排他使用)
- Sensor: 3軸加速度センサー、地磁気センサー、温度センサー(on chip), 明るさセンサー(LED使用?)
マイコンボードとして見ると盛りだくさんで、¥2,000はお買い得かもしれない。
プログラミング環境はOnlineで提供されている。(https://makecode.microbit.org/)
教育向けを謳っているだけあって、ブロック型ビジュアル・プログラミング環境が公開されている。
困らないくらいブロックは揃っているが、文字でプログラミングしたいと言う人向けにjavascriptでもプログラムが書ける。
micro:bitの最初のプログラムは、Lチカでなくハートマークを点滅させるらしい。
これくらいなら、ブロックエディタで書けるけど、ちょっと大きくなるとブロックエディタでは見通しが悪くなる。
ダウンロードのリンクをクリックすると、HEXファイルがダウンロードされる。micro:bitにはDAPLinkが乗っているので、ダウンロードされたHEXファイルを"MICROBIT"という名前のドライブにコピーすることで、micro:bitに書きまれる。
左にシミュレータがあるので、micro:bitを書き換える前に動作を見ることができる。
ところで、このIDEはHEXファイルを読み込むと、プログラムを編集することができる。HEXファイルはバイナリデータなのになぜプログラムを復元することができるのか不思議だ。 HEXファイルの中にプログラムが書いてあるのかと思い覗いてみたが見当たらない。
調べてみると、micro:bitはMicroPythonで動いていて、IDEでダウンロードされるHEXファイルには、MicroPythonインタプリタのバイナリとMicroPythonのスクリプト(中間言語?)が入っているらしい。IDEはHEXファイルを読んでMicroPythonのスクリプト部分を読み出しているようだ。
関数も使えて、再帰呼び出しもできるようなので、5Queenをやってみた。深くなるとスタックが足りなくなるようだ。
blutooth LEがオンチップで乗っているので、micro:bitのセンサーの値をスマホやPCに送って処理させたり、スマホやPCからmicro:bitを制御したり、micro:bit同士でメッセージが送受信できる。
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