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2021年4月12日 (月)

すきなプログラミング言語ランキング

2021/4のTIOBEランキングが発表された。

Cが首位に返り咲いたとか、Java3位に転落し、代わりにPythonが2位に躍進したようだ。
誰も触れないのだが、注目したのは、22位のScratchだ、もう少しで20位圏内に入るんじゃないだろうか。
そのうち、業務用のプログラムもScratchでないと書けないという新人が現れるかも。

scratchはMITが教育向けに作った visual型の言語で、小中学校で多く使われている。

タイピング・スキルが低いときにテキスト型言語でプログラミングを始めると、ソースコードの入力に時間がかかったり、タイプミスが多くなる。
タイプミスは文法誤りになり、コンパイル時、実行時にエラーになるので、アルゴリズムやプログラムの論理構造を考える前に、文法誤りを直さなければならない。初心者はまず、この壁を乗り越えなくてはならない。
最近の処理系は親切なのでエラーやウォーニングをたくさん出力してくれるけど、閉じかっこを1つ忘れただけでいくつもエラーが出てきたら心が折れてしまう。

visual型の言語はキーワードや構造をブロックにすることで、キーボードを使用せずマウスで操作できるようにしてあるので、文法誤りは発生しない。
子供の教育用に使われる言語は命令ブロックを使用したvisual型の言語か、ブロックエディタを使った環境が用意されているようだ。

昔マイコン少年だったオヤジたちは、Syntax Errorと戦って言語をマスターした。だからといって、今の子供達にそれを求めるべきではないと思う。昔は、テキスト型言語しかなかっただけのことだ。

昔のマイコン少年たちは、当時のオヤジたちに、昔は手書きでコーディングして、パンチカードで入力したものだ。エディタを使うからデバッグができないんだ。などと勘違いの指摘を受けたものだ。

昔のコンピュータはコンパイルに時間がかかったし、共用していたから、コンパイルの回数を減らすために文法誤りは事前にチェックしておかなければならなかった。
教育用に使うには不便なので、実行しながらエラーやバグを修正しながらプログラミングできるインタプリタのBASICが使われた。

昔のマイコン少年は今でも子供達にBASICを教えるたがるのだけれど、もし、昔にJavaScriptや PythonがあったらそれでもBASICを選んだのだろうか?

ここに「IchigoJam」と「SmileBASIC」と「MIT Scratch」の比較がある。辛辣な意見だけど結構当たってる。

昔はBASICで業務に使うプログラムを作ることは考えられなかったが、言語が拡張され、CPUパワーが高くなったら、BASICで業務用のプログラムが作られるようになった。
ひょっとすると、Scratchで業務用のプログラムを書くようになるかもしれない。

Scratchで8Queen問題を解くプログラムを書いてみた。 
緑の旗を押すと始まる。


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